すこやかブログ

なぜ運動しなければならないのか。

こんにちは。石井です。

今回は、なぜ運動しなければならないのか?

です。

皆さん全員が

「運動はしないよりしたほうが良い」

と思っていると思います。

なぜでしょう。

運動したほうが疲れにくくなる?

運動したほうが痩せる?

運動したほうが筋肉が付く?

これらは全部正解です。

デスクワークやリモートワークの増加などにより大人は運動不足に

子供はコロナ禍の影響で部活動や休み時間、体育での運動時間も大幅に減少して

運動不足に拍車がかかっています。

誰しもが運動しなくちゃいけないよね~と思っています。

では、なぜ人間は運動しなくてはならないのでしょうか?

運動する目的は大きく分けて2つあると思います。

1つは「筋力や身体の機能の維持」です。

人間は、持っている機能を使わないと、その機能は驚くようなスピードで低下していきます。

1週間入院していて、その間ベットの上でずーっと寝たきりの生活をしていたら

すぐに立ち上がる事はまず出来ないでしょう。

それはアスリートであっても同じです。

「たった1週間足らずで?」と思うかもしれません。

それくらい人間が運動しなければならないのです。

これを「廃用性萎縮の法則」と言います。

ちょっと難しい言葉ですが、医学用語です。

「寝たきりの生活や過度な安静状態が長く続く事によって起こる

筋肉や関節などが委縮する事」と定義されます。

類似した言葉で「廃用性症候群」という病名があります。

安静状態が長期間にわたって続く事によって起こる、様々な身体の機能低下を指します。

通常は高齢者に多い疾患ですが、

コロナ禍の昨今、中年層の方にも多くなってきました。

会社がリモートワークになってしまって、通勤が無くなり駅までの徒歩が無くなった。

通っているジムでマスクしながら走るのが煩わしくて退会してしまった。

ヨガ教室で三密回避の為、人数制限のせいで受けたい時間帯にレッスンが受けられない。

などなど、普段から運動習慣のある方でも運動不足になる事があるわけです。

運動しなければならない理由の2つ目は

「生活習慣病の予防」です。

食事から摂取したカロリーと運動により消費したカロリーがバランス良く保たれていれば

健康状態は概ね良好でしょう。

しかし食べる量が同じでも運動をしないと摂取カロリーが消費エネルギーを上回り

使われなかったエネルギーは脂肪として身体に蓄えられます。

この状態が繰り返し続くと脂肪が必要以上に蓄積し肥満になります。

そして肥満が原因となり糖尿病などの生活習慣病になるリスクが高くなります。

同じ筋力であれば体重は軽いほうが良いし、

同じ年齢であれば、内臓疾患や基礎疾患が無いほうが運動強度も上げられます。

上記の事から人間は

適度の負荷を身体にかけ、適度のストレスを身体にかけ

これを楽しい、気持ちいい、とプラスにとらえて

運動習慣が身に付く事で、筋肉に投資をしていき

自分の力で、自分の足で立ち、運動を継続していき

より多くの元気な老人を増やす事ができれば

日本はまだまだ成長できるかもしれません。

では、また。

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