すこやかブログ

良い姿勢は自分で治せる?

こんにちは。石井すこやか整骨院の石井です。

今日は良い姿勢は自分で治せる?というタイトルでやっていきます。

結論は

「自分で良い姿勢を作る事は、ほぼ不可能」

です。

これから説明していきますね。

つらい肩こりや、しつこい腰痛の根本原因となっている

「不良姿勢」

初診時の段階で

あなたの肩こりや、腰痛の根本原因は姿勢の悪さです。

と指摘すると

「自分でどうやって治すのか?」

「気を付ける事は出来ないか?」

「なにかできる事は無いか?」

「左に傾いているなら、右重心を意識すればよいか?」

「頭が前方にズレてるなら、無理やり後ろに意識すれば元へ戻るのか?」

などなど、質問を受けます。

しかし、答えは

「NO」

「やるな」

「考えるな」

です。

骨格の歪みを良くしていく過程で

自分自身で出来るセルフケアやストレッチは

残念ながら、ほとんどありません。

意識して、バランスが簡単に調整できるほど

人間の身体は単純ではありません。

骨格の大きなズレがあるという事は、

筋肉の柔軟性の低下や、関節可動域の大幅な減少があるにも関わらず、

正しい、本来あるべき位置にセルフで矯正するなど不可能です。

当院では、姿勢の悪さが根本原因の、肩こり、腰痛の患者様には、

基本的には、最初の1か月間はセルフストレッチを控えてもらっています。

言葉が乱暴になってしまいますが、

「余計な事はしないでほしい」というのが本音です。

先程、申し上げた通り、骨格の歪みが大きければ大きいほど

それに比例して、筋肉の柔軟性の低下と関節可動域の減少が必ず起きています。

そんな時にストレッチをしたらどうなるでしょうか?

何か原因があって、筋肉を硬くし、何か原因があって関節を動きずらくなっている。

痛みの根本が改善し始めてくると、次第に筋肉は柔軟性を発揮し、

関節の可動域はどんどん増えていきます。

それは、毎回の施術と患者様の本来、備わっている自然治癒力で少しずつ回復し、

治療開始から1か月程度経過すると、

初診からすると、驚くほど柔軟性と可動域の拡大が目に見えてわかります。

1か月後の検査で充分な可動域が出た後に

当院の良い姿勢をキープできるストレッチを指導します。

そうする事で治療期間中に悪化したり、他の部位が痛くなったりする事が

激減しました。

以前は、初診時終了後に、ストレッチ指導を入れていたのですが、

その時は、少数でありますが、上記のような方がおりました。

動く事も大事ですが、動くべき時ではない時には

静観し、回復するまで、人の力を借りるのも良いかもしれません。

後、自分で重心位置を変えるように意識する。

これも、まず出来ません。

超1流のアスリートなら、可能なのかもしれませんが、

ほぼ無理です。

人間の脊柱は

首の骨7個

背骨12個

腰骨5個

その下の骨盤と

これだけの大きさも形も違う骨が

筋肉、靭帯、軟骨によって構成されています。

ダルビッシュ有投手が昔言っていましたが、

その日、ブルペンで調子よくても、

マウンドの硬さや角度等で

微妙にコントロールが変わってくる。

超1流は少しずつ微調整が出来るが、

完全にアジャストできる日もあれば、全然できない日もあるし、

それなりに出来る日もある。

これは、身体のちょっとの歪みや筋肉のアンバランスや疲労から起きるものだろうと。

ダルビッシュ有選手ですら

100%出来ないんです。

一般人に出来る芸当ではないんです。

よって、治療初期は、何もするな

です。

むしろ、2か月目からは、どんどんストレッチやってくださいね。

では、また。

石井すこやか整骨院 石井貴樹

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