こんにちは。石井すこやか整骨院です。
本日は
「正しい姿勢とは?」
です。
これって、非常に難しいんです。
それは、なぜか?
現代社会において、多くの時間を正しい姿勢で生活する事など、ほぼ不可能だからです。
まず、不良姿勢の代表格はパソコンとスマホです。
これ無しで日常生活が出来ますか?
仕事ができるでしょうか?
できないですよね?
当院にも、仕事で朝から晩までパソコン作業で座っていて、腰痛になってしまった。
方や
日常生活でスマホを毎日、何時間も使用していて、肩こりになった。
など、多くの方は来院されます。
ですので、この2つの使用を禁止したり
大幅に制限する事はできないのです。
では、スマホやパソコンでの肩こりや腰痛患者が次に取るアプローチは
スポーツやストレッチ、ヨガやスポーツジムでの筋トレです。
これも、一部の軽度の肩こりや腰痛には、効果が認められる場合もありますが、
多くの場合は不十分であったり、逆効果で痛みが増すケースもみられます。
説明しますね。
肩こり、腰痛の主な原因として「姿勢の悪さ」がありますが、
姿勢が悪い=骨盤や頭の位置が正しい位置に無いケースがほとんどです。
こうなると、身体に前後差や左右差が大きくなります。
画像での姿勢分析では、自分では真っすぐに立っているつもりでも大きく左側にズレていたり、
骨盤が大きく前方にと移動していたりします。
すると、筋肉にも左右差や前後差は生まれます。
単純に言えば、右側に傾けば右側の筋肉は短縮し、逆の左側は伸びる(ストレッチされている)
前方に傾いていれば、身体の前側は短縮し、身体の背面側はストレッチされている。
この状態で左右差のあるスポーツしたら、どうなりますか?ケガのリスクが高まります。
この状態でストレッチをしたら、どうなりますか?
短縮し短くなっている筋肉をストレッチするのは正解ですが、
すでに伸びている筋肉にストレッチをしたら悪化してしまいます。
よくやる肩こりストレッチですが、多くのケースでが絶対にやってはいけないストレッチです。
僧帽筋といわれる所謂肩こり筋は、多くの場合は、すでに伸びているケースがほとんどです。
さらに伸ばすと悪化します。
もちろん、ストレッチやったすぐ後は、血行が良くなりますから
「楽になった」と感じる筈。
しかし、その日の夜や翌日は、さらにつらい肩こりとの闘いが待っている事でしょう。
この状態で筋トレしたらどうでしょうか?
そもそも、筋肉の強さを理解していなければ、痛くなる可能性が高まります。
まず、上半身より下半身のほうが3倍筋肉が強いです。
身体の前面(胸や腹筋)より、後面(背部や背中)のほうが筋力は強いです。
なのに
「まんべんなくストレッチ」しますか?
「まんべんなく筋力トレーニング」しますか?
私も仕事上、スポーツやストレッチ、ヨガや筋トレ
様々なものに触れてきました。
充分に理解していますが、
あえてストレッチやヨガ、マンツーマン指導の筋トレのパーソナルトレーニング等
受講しました。
しかし、全てのレッスンで
「まんべんなく」
のレッスンでした。
100歩譲って、大人数のレッスンは致し方無いと思います。
しかし、マンツーマンレッスンで
「まんべんなく」はいかがなものか。
「身体の現在のバランスを診る」
という概念無いのかもしれません。
私はわざと、「肩こりと腰痛を筋トレで解消したい」
というと
「では肩こり筋を鍛えて腹筋の多めに鍛えましょう!」
と言われました。
真逆のトレーニングです。
ですので99%のストレッチやトレーニングでは、現在の歪みを検査する事はありません。
ですので、まずは
整骨院や整体院で、整体や骨盤矯正、骨格矯正を受けて
身体の歪みを整えて、身体の筋バランスを整えるほうが先です。
その後に、スポーツや筋トレ、ヨガやストレッチを行い
筋肉の柔軟性を高め、長時間のパソコンやスマホに負けない筋肉づくり
負荷がかかった日常生活や仕事でも、ケガしない身体づくりを筋力トレーニングによって
行っていくのが、本来の正しいやり方だと思います。
肩こり、腰痛を感じたら、まずはお近くの整骨院や整体を受診するのをオススメいたします。
骨格矯正や骨盤の矯正治療が得意な先生であれば
きっと、最良なアドバイスをしてくれると思います。
もちろん、当院も患者様の悩みを解決するお手伝いをさせていただきます。
では、また。次回で。
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