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腰痛には立っていたほうがいい?それとも座っていたほうが楽?

こんにちは。肩こり、腰痛の専門家、石井すこやか整骨院の石井です。

この質問は良くされます。

もちろん、治療していけば、ほとんどこの質問は無くなるのですが、

治療の初期や初診時などは、よく患者さんから言われます。

理屈からいうと、立っていたほうが腰にかかる負担は少ないです。

人間は立っているより、座っていたほうが約2倍(正確には1.8倍程度)の負荷がかかるとされています。

「いやいや、俺は座っているほうが楽だよ」

という方もいらっしゃるかもしれません。あくまで理論上です。

立位、つまり立っている時は、腰、骨盤、股関節、膝関節、足首の関節や筋肉、軟骨等で

バランスを取りながら、色んな部位に少しずつ負荷をかけて身体の重さを分散させていきます。

対して座位、座っている状態では、股関節、膝関節、足首等のいわゆる下半身の関節、筋肉、軟骨が仕事が出来ません。

骨盤だけで、頭の重さ、両腕の重さを含めた上半身の重さを支えなければなりません。

例えるなら、筋骨隆々のマッチョ男性が、一人の人間を肩車しているのが座位。

普通の成人男性4人が騎馬戦のように一人の人間を上に乗せ支えているのが立位。

といった感じでしょうか。

さらに、以前にも申し上げましたが、下半身の筋肉は上半身の筋肉の3倍程度強いのです。

ですので、理論上では立っていたほうが、痛みの一時的な緩和になるケースはあります。

しかし、腰部に神経の圧迫があったり、その他神経痛、患部の炎症具合によって

疼痛緩和肢位は様々です。

結局のところ、患者さんによる

という、元も子もない話にはなってしまいます。

ただ、確かな事は、姿勢の歪みの大きさによって、身体や関節にかかる負荷は増大します。

根本的な姿勢の悪さを解消する事が、痛みの解消の最短であるという事なんです。

根本原因を取り除く事、これができれば、

立ってようが、座ってようが快適ですから。

では、また。次は

仰向け?うつ伏せ?横向き?

寝る体位は?について説明します。

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