すこやかブログ

頑固な肩こりとタバコの関係性

こんにちは。石井すこやか整骨院です。

本日は、

「喫煙と肩こりの関係性」

についてお話します。

前回は

「頑固な腰痛と飲酒」

の関係性について、お酒がどれだけ身体に悪影響を及ぼしているか

お話しました。

今回は、タバコと肩こりです。

当院では、初診時に問診票で喫煙者の有無や一日にどれくらいの本数を吸っているか、

ヒアリングします。

そして、完治までの治療の期間、頻度といった、全体の回数も

多めに設定いたします。

まず、タバコを吸うと、

「ニコチン」が血管を収縮します。

収縮するという事は、一時的に組織に必要な血液の量が減少してしまいます。

簡単に言うと、血管が狭くなってしまい、血流が悪くなってしまいます。

タバコ病という病名もあります。

保険会社からは、「ノンスモーカー保険」という商品も発売されています。

タバコを吸わない人の保険料を28%割引くそうです。

タバコ吸わないだけで、約3割の割引ってすごいですね。

それほど、身体には害があるんですね。

タバコには10を超える病気の原因になっている事は事実です。

その中でも、特に呼吸器系と循環器系に影響があります。

肩こりの際に症状が強く出る筋肉には

別名「呼吸筋」というものも含まれています。

呼吸筋とは、簡単にいうと、吸気(吸う)と呼気(吐く)で呼吸ですが

呼吸している時に使っている筋肉です。

これが、タバコを吸って、この筋肉に必要量の血液が来ない。

となるとどうするか!?

普段より、呼吸の回数を多くし、吸う量を増やして血液を循環させなければなりません。

そうすると、通常よりも多くの仕事を呼吸筋が行わなければなりません。

すると、単純に呼吸筋が疲れてしまい、筋疲労を起こします。

筋疲労を起こせば、その筋肉は日常生活や姿勢維持に使えず

他の筋肉を動員しながら、本来不得意分野の筋肉達が、その代役をします。

例えるなら、

プロ野球でピッチャーがいないから、

今日は普段セカンドを守っている選手にピッチャーの代役が務まるでしょうか。

サッカーの本来点取り屋が、キーパーはできるでしょうか?

一般事務で経理の仕事でデスクワークの方が

人がいないから、明日は引っ越しやさんの仕事をしてくれと言われ

なれない力仕事ができるでしょうか?

できなくはないですが、当然、仕事のパフォーマンスは下がるし、

ストレスと怪我のリスクは飛躍的に上がってしまいます。

やはり、タバコは内臓疾患にも良くないし、

肩こりにも、悪影響です。

しかし、依存性が強いので、すぐに禁煙も難しいでしょう。

ですので、お酒と同じで、減らす努力をしてみましょう。

1日2箱を1箱に減らす。

1日10本を5本に減らす。

友人や仕事の喫煙所での会話をしながらだけ吸って、

家や1人と時は、一切吸わない。

など、自分のルールを作るといいですね。

身体は、自然治癒力によって、ある程度回復します。

しかし、かなり進行してしまってからでは、もう手遅れです。

そういう患者さんをたくさん診てきました。

これから人生100年時代です。

老人ホームに入って、寝たきりで100歳まで生きるか、

杖を持たず、車イスも使わず、

自分で好きな時間に好きな事が出来て、好きな物を食べ、好きな人と旅行や趣味を楽しむ。

予防するだけで、これらは可能になる可能性が高いのです。

健康にお金と時間を使って良い人生にしましょうね。

石井すこやか整骨院 石井 貴樹

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